虚仮氏が動画についてしゃべるブログ

ニコニコ動画に投稿している「幻想郷でもドミニオン」の補足解説をここでする…予定。

幻想郷でもドミニオンstage2裏話その1:せっかく創作なんだから、なんだけど

作者は運命を操る程度の能力を持っているけど

私がドミニオンの創作を作るにあたって絶対にやりたいことがありました。それは理想の回転をする宰相ステロを対戦相手がすることです。せっかく確率操作できるんだからね。

この動画はあんまり常識にとらわれないように作りたい。もっとふざけててぶっ飛んだ展開をできる限り取り入れたいと思っていまして、そのひとつが超幸運のプレイヤーに苦しめられる構図・・・にするつもりだったんですけど、あんまり苦しめられませんでしたね。対抗するビッグブリッジが強すぎました。
私の中では荒木飛呂彦氏の漫画Steel Ball Runの2巻で登場する幸運に守られた騎手ポコロコとの戦いみたいなのを想像していたのですが・・・。


初回から記している通りこの動画はご都合主義です。操作できるところはめんどくさくなかったら全部操作します。
そういうの嫌う人もいるけど私はそうしないと面白くならないと思っているので。
動画と関係ない偏見的な視点からの話するけど最近の創作は商業含めてきれいに収まりすぎなんですよ。昔の設定と矛盾しないように慎重に話を組み立てていく、それで面白いならいいんですけどつまらなくしたら本末転倒です。
設定の整合性重視になったのは多分矛盾を指摘する声が昔と比べて大きくなっているから。今の読者視聴者は矛盾に敏感すぎます、正確にはネットの発達によりそういう声が広がりやすくなっただけで昔から一定数いたと思いますけど。
今の漫画ってキン肉マンみたいに設定と食い違っても面白いからその設定採用!ってなることあるのかな?ジャンプで連載しているものはテコいれでバトル漫画化したりするけど。

とにかく私は必要なら矛盾すること承知で話を進めたほうがいいと思っていますしそうするつもりです。幸いにも今のところそれが必要にはなっていませんが。

ただ私も絶対譲りたくないことがありまして基本的にゲームのルールに背くのはNGとしています。
この発言自体今までと矛盾しているけどひょっとすればそれはキャラクターの好感度にも関わるし、そこまで何でもありにしてしまうとさすがに白けてしまう、まあ要は面白くならないだろうからやらないってことです。
まだまだ先の話ですけどゲームで咲夜レミリアの能力使ったら絶対つまらなくなるからね。

一番大事なのは面白いことです。面白ければ矛盾があってもいいし面白くなくする矛盾を作っちゃいけない、それが私の方針です。

二次設定の扱い方

私としてはあんまり二次設定を取り入れたくないなーとは思っています。とはいっても東方って二次設定の塊だしまったく取り入れないのは不可能に近いですけど。その結果が原作のセリフの改変祭りになりましたが。

今回チルノが出てきましたが・・・馬鹿なキャラだと思って動かしていないです。凄く元気で多少思慮が浅くて猪突猛進で友人思い(なんだか主人公にありがちな設定ですね)なキャラクターを想像しています。まあよくある設定ですけど。もし馬鹿なキャラとして描いていたなら終盤の大妖精の葛藤なんて気づかないし普通に属州買うでしょう。
原作のチルノのセリフってけっこう頭いいんですよ。こんなことしゃべれるのに馬鹿扱いとか、私みたいなのがいたら痴呆扱いされるだろうとけっこう本気で思ってたり。
だからチルノは馬鹿じゃないけど馬鹿っぽく見える感じの設定を採用してみました。やっぱり馬鹿なイメージが強いキャラクターなのである程度は視聴者の想像に近づけないといけない。ここはぶっちゃける場所なので言いますけど視聴者に媚びることも厭わないつもりです。視聴者の望んだとおりのキャラクターにするのも当然だと思っています。(ルーミア強すぎ?あれはたまたまだしどうせ勝てないから・・・。)

一方大妖精は原作からの設定はほぼビジュアルしかなくどうしても二次設定に頼る必要がありました。
結果東方世界における一般的な妖精とはぜんぜん違う性格になりましたね。比較的しっかりしていて落ち着いているのは二次創作の大妖精としてはよくある性格ですが。
もう一つ採用はしませんでしたが大妖精によくある設定としてその、なんというか激しいほうがありますよね、チルノに対する強い執着心的な。
ああいうのは私が苦手だし万人に受けるものじゃないと思われるので流石にね。まあお互いを大切に思っている親友ってくらいに止めています。

そういえばルーミアは・・・実はあんまりこの動画中では設定が固まっていないですね。そもそもあんな強いのが想定外だから・・・。
しいて言うなら腐っても妖怪なのでチルノより格上の存在にしたかったことですかね(後付け)。
ただ注意していたこととしてあんまり「そーなのかー」を乱発しないようにしました。原作でも言ってるとはいえ1回だけですし口癖みたいに言ってたわけじゃないので。もう一つ創作でよくあるセリフ「わはー」は原作で言ってないので絶対使わないと心に決めてました。
もちろん馬鹿じゃないです。多分この動画で出てきたルーミアを馬鹿だと思う人はいないでしょう。

霊夢は・・・今まで二次設定取り入れたくないとか言いながら一番二次設定を取り入れているような気がします。鬼巫女のことです。
そもそも私が鬼巫女という言葉自体を誤解していた(というかフィーリングで使った)ところがあります。私は単純に怖い霊夢を表す言葉だと思っていました。
鬼巫女とは (オニミコとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
鬼巫女 (おにみこ)とは【ピクシブ百科事典】
どうもちょっと違うみたいです。
最初から鬼巫女にするつもりなんて神掛けてなくそういう方向になっていたのはやはりこの回の酷いコンボです。
相手がこんなことしてきたら怖いじゃないですか。コストを7下げた状態で改良で属州獲得するとか本気すぎる。
それ以外の霊夢の性格については一言では説明しづらいです。ドライでもクールでも感情豊かでもあるし・・・まあ今ここで書いたとしても後でいくらでも設定が生えてきそうなのでやめておきます。
しいていうなら原作と比べるとちょっと優しいかもしれない。


動画の内容にはあんまり踏み入らなかったけど今回はここでおしまい。